東芝NB100/HF

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東芝NB100です。

ベッドで寝っ転がってウェブサーフィンするのに使ってます。
この前にも工人舎のSH6やDELLのMINI9を使っていましたが、発熱がひどかったり、キーボードが使いにくかったりで、アマゾンで安く売っていたこいつを購入しました(たしか45Kくらい)。

64GのSSDモデルでVISTA入りだったのですが、お話にならないくらいのろかったので7に入れ替えてあります。XPほど軽快には行きませんがVISTAと比べると雲泥の差で(AEROを使っても重くない)、「VISTAって、何かの罰ゲームだったのだろうか」と思うほどです。

仕様的にはSSD以外普通のネットブックです。0スピンドルで(おっと、排熱ファンがあったか)、SSDの容量もそれなりにあるので、寝っ転がってサーフィンするには丁度いいです。

不満があるとしたら、やはり画面の解像度。縦600は今のWEBでは少なすぎます。数年前なら、ウェブページというのは800×600に収まるように作ってあるのがほとんどでしたが、最近はXGA以上でFlashバリバリのページも多く、スクロールが出来ない場合、画面下方向のボタンを押せないページも多いです。

まあ、ネットブックが売れすぎると困るインテルがこんな規制をかけているのですが、「一人が複数台のPCを使う時代に、あんまりけちくさいこと言うなよ」と思っていた人は多いと思います。「別にその1台ですべてをこなすつもりはないが、ネットサーフィンぐらいはXGAで見せてよ」みたいな。

iPadは一般の人のそんな潜在的な要望をうまくつかんだんじゃないでしょうか。あの程度の機械なら、CPUはARM、OSはWindows CEで、カードスロットやUSB端子付のものがメジャーなメーカーなら簡単に作れたと思います(現に中国では、アンドロイド搭載のiPadのパチモンが多数発生しているようです)。

もちろんiPadの魅力はiTunesによる強力なエコシステムにもあるわけですが、ネットで何か知りたいときに、すぐに電源が入って手軽にサーフィンできる機械が欲しい(画面はXGA以上で)、そんな需要も掘り起こしたんだと思います。

マイクロソフトもHP Slateを発表していましたが、その後製品化の情報が出ないので、あわてて作った付け焼き刃であることがはっきりしてきました。

日本のメディアはiPadについて当初否定的でしたが(本や映画のDLは日本ではまだできません)、私は買う気満々でした。が、「新シリーズの最初の製品には手を出さない」と自分に課していたのを思い出し、今回は見送りました。

いざ日本でも発売されると、新聞やテレビまで大騒ぎして、無料で宣伝している状態。きっとアップルの宣伝担当は笑いが止まらないでしょう。「残念、釣り逃がした魚は大きかったようだよ、バルマー君。」

インテルマイクロソフトも商売が順調なため、自分の商売を守ることに夢中で、足下をすくわれた感じでしょうか。ただ、アップルもAppleⅡという機械で一大新興勢力としてを大きくなりましたが、IBM-PCMS-DOSに足下をすくわれ、Windowsに殲滅させられかけた過去がありますので、壮大な復讐劇が現在進行中なのかもしれません。

脱線しましたが、iPadについてはユーザーのフィードバックにより使い勝手のよくなる第2世代(1.5世代?)を購入するつもりですので、当面NB100を使い続ける予定です。

Tapwave zodiac2

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Tapwaveのzodiac2です。

一言で言えば、PalmOSで動くゲーム機でしょうか。ARM系のCPUにATIのグラフィックチップを載っけた実に変わった機械です。

今でも見られるドキュメントを調べるとGBANokiaのN-gageが仮想敵のようです。残念ながら?、日本では発売されませんでした。

ニュースとしては、日本でもIT系メディアで紹介されるくらいでしたから、結構大きく扱われたと思うのですが、結局ヒットしなかったようで、Tapwave社は結局倒産してしまいます。

その結果、バーゲンで投げ売られるようになり、私の場合はSPARCO.COMで25Kくらいで購入したと思います。zodiac1を買うつもりでしたが、2も思った以上に下がっていて「どうせ買うなら128MBか?」とポチってしまいました。

何とも形容しがたい形ですが、外殻は金属製で質感が高く、投影面積は大きいですが、それほど厚くないため持った感じは良好です。画面だけを覆うフリップカバーが付いていて、スタイラスは背面につけるようになっています。このスタイラスが長く、妙に使い勝手のよかったのを覚えています。

ゲーム機らしいボタンとアナログスティックは、PalmOSでは機能しませんので、Palmを使ううえではボタンが少ないことになります。アナログスティックはPSPのようなスライド式でなはく、きちんと傾くタイプです(PSPにこれが付いていたら…)。

おまけでオフロードのドライブゲームが付いていました。3Dのポリゴン表示のゲームですが、いまいち楽しくなかった気がします。DSやPSPよりも前の機械ですので、この頃ポリゴン表示できる携帯ゲーム機は少なかったと思います。国内ではゲームの入手が難しかったため、他のゲームは試していません。

日本語化はJ-OSがいち早く対応したので、それでしたと思います。そうなるとボタンの少ないただのPalm機になります。SDカードスロットが2コありますが、私の利用形態では使い道がなかった気がします(音楽や動画は既にPocketPC機で楽しんでいました)。

PIMとしては、他のPalm機と変わりません。オリジナルのマルチメディアプレイヤーが用意されていましたが、使い勝手がいまいちだったのと、SDカードの容量がまだ少なかったので、これで音楽を聴くようなことはありませんでした。

一通り使って、飽きたらT|Cに戻ったと思います。が、今さわってみるともったいない気もします。今なら、Palmにもcoreplayerがありますし(ATIのチップに動画支援機能があるかも)、SDHCは無理でも、トランセンドの規格外4ギガSDカードが使えればX2で8ギガ。液晶も綺麗だし、暇つぶしメディアプレイヤーとしてはいけるのでは?

WMVやWMAが再生できないかもしれませんが、ちょっと試してみようと思います。

追記:と、思ったら充電器が見つかりません(-_-;)。部屋の整理が先か…。

Palm TUNGSTEN C

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TUNGSTEN C(T|C)です。
右脳部屋の右脳先生は、そのころPalmの新製品が出ると国内外を区別せず発売日(もしくは1か月以内)に購入し、レビューと手持ちの機械との比較写真をアップするという、物欲の強い人間にとっては、誠にサイフに悪いことをされていました。

案の定T|Cが欲しくなり、どこで買えそうか調べていました。海外通販サイトで、日本に発送可能で、値段も安いところということでSPARCO.COMで購入しました。それでも55Kくらいしましたし、日本語が通じそうもないサイトでしたので、「壊れたらこのまま文鎮か・・・」と不安でしたが、物欲に負けてポチってしまいました。

日本語化はJ-OSでしたと思います。日本語入力はPOBOXを入れてみました。辞書は大富豪辞書を入れたと思います。

最初の印象は、「けっこうでかい」でした。投影面積こそTG50よりも小さめですが、厚みがあり丸っこい筐体もゴロンとした印象を与えます。大きくて重い機種ですので、片手で使う感じではありません。両手で持ち、親指でキーをポチポチ押すのが基本のスタイルでしょう。なぜか、ボタンが斜めになっていますが、ごっついアメリカ人が使うことも考慮されているのか、キーは押しやすいです。

OSは5.2になっていて、ソフトウェア全体が上下キーの代わりに付いた「5wayキー」(十字+決定ボタン)に対応しています。このボタンで、画面内のボタンやタブを移動できるようになり、画面をタップしなくても操作が可能です。

mobile newsの山田さんも書いておられましたが、キーボート付PalmでのPOBOXは、携帯機器では最強の日本語入力環境だと思います。CPUも速いし、メモリも多いし、操作性は抜群だし、PIMとしては結構長いこと使っていました。

ただ人間贅沢なもので、機能的には文句なしですが、全く色気の無いのが気になったりします。使いもしないハンドバックや靴を買い込んでいる女性をあざ笑っていた自分ですが、人のことは言えません。私もこの後もいろいろPalmを買って試したりしています。

ただ、いろいろ試した後も、結局このT|Cに戻っていたと思います。

SONY Clie TG50

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CLIE PEG-TG50です。
初めて買ったOS5の機械でしょうか。treo90でキーボード付の良さを知って、購入したものです。今も残っている紹介ページを見るとビジネスモデルの扱いになっています。(といってもカメラが付いていないだけの話ですが)

この頃は、確か携帯電話のカメラの画素数が上がって、そのカメラを使った機密の漏洩等が問題になっていたと思います。それで、この機械にはカメラが省略してあるのですが、音楽は聴けるし、動画も見れるし、あんまりビジネス重視といった感じになっていないのが正直なところです。

treoと違って、筐体に金属が多用されているので、持った感じはマッシブでクールでいいです。でも、treoと違って何となく使いにくいのがこの機械です。

まず、キーボードまで覆うフリップカバー。変に大きいので開け閉めが地味にめんどくさいのと、閉じると画面が見えないため、情報を確認するだけでも開閉が必要なのが実にマイナスポイントです。

そしてキーボード。キートップが平らで、感触も固めで実に押しにくい。アプリケーションボタンも小さく、スタイラスで押せるように溝が切ってありますが、「いやいや、そんな工夫をするならボタンを大きくしろよ」と、つっこみたくなる程トンチンカンな代物です。上下キーも妙に小さく、自慢のジョグダイアルも、周りが出っ張ってて使いにくいと、いい所がありません。

この頃Palmの情報は、右脳先生の右脳部屋をポータルにしていて、右脳先生が自分のTG50のフリップを半分に切断し半透明な素材に変えたり、ジョグダイアルの周囲の出っ張りを削ったりと強引な策に出ていたのを覚えています。

購入した人の多くが「使いにくいなあ」と思ったのでしょう。Pocketgamesをはじめとする小間物メーカーから、ハーフサイズの透明なフリップや、キートップにつける透明なシール等使い勝手を改善するグッズがいろいろ出ました。

結局私もフリップを交換し、キーボードには凹凸を強調するシリコンカバーをつけて使っていました。でも使っていて「これって、設計した連中がきちんと考えていれば、製品になるときもっとましな代物になった話ではないのか」と思っていました。

「使い勝手よりも、売るために見た目のデザインを優先する」、そんなソニーの物作りに不信を抱くようになったのは、この頃かもしれません。

きちんとハイレゾに対応したOS5と200Mhzの高速CPUの組み合わせは、快適だったために使い勝手の悪さが残念な機械でした。
「ええぃ、ハイレゾでキーボード付のマシンは他にないのか!?」探すとありました。海の向こうにヘビー級の高価な奴が。

handspring treo90

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handspring treo90です。
この機種を知ったのは、PC watchの塩田さんの記事だと思います。その後mobile newsの山田さんが楽しそうに使っているレビューを読んで欲しくなり、為替レートを横目で見ながら、安く買えるタイミングを狙っていたと思います。

いつ購入したか記録がありませんが、expansysで、35kくらいだったと思います。最初にさわった感じは「おもちゃのよう」でした。clieと違って、筐体のほぼすべてがプラスチックで、手のひらに収まるほど小さいです。

当然英語版ですので、J-OSで日本語化し使用しました。Palmが便利なのは母艦にPalmデスクトップをインストールしておけば、使用する機器を変えてもデータの移行が簡単にできるところです。

最初の印象はよくありませんでしたが、使っているうちに変わりました。やはり出色はこのキーボード。小さくて押しにくそうですが、使ってみるとそうでもありません。キートップが丸く盛り上がっているので、小さいながらも指の腹で押すことができます。むしろ、いちいちグラフィティを書いているよりかはキーボードの方が入力が速く、片手だけで操作できます。

色気のない機械ですが、使い勝手はよく考えられていて、フリップを閉じた状態でも画面の部分がシースルーのため、予定やメモの確認はフリップを閉じたままでできます。さすが効率を優先し、工業デザインに優れている国です。高機能高品質で高価な製品ではなく、機能も品質もそれなり、値段は安めだけど十分使える。そんな質実剛健な設計思想を見た気がしました。

使い勝手がいいだけに、ローレゾのSTN液晶が残念でした。しばらく使った後、「やっぱり私にとってローレゾで美しくない画面はだめだ」となり、NR70に戻しました。でも、キー入力は便利だったので、思案していると、「あぁ、CLIEにキーボード付があったじゃないか」。

ということで、次回はTG-50です。

SONY Clie NR70

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NR70です。2003年の8月にsofmapで中古を17Kで購入。

 N700Cについては、情報をいろいろ集めた結果、「Ksdatebook」と「休日定義」を入れて使っていました。ザウルスに比べれば速いと思ったN700Cも、ネット上のレビューを見ると「Palmのわりに遅い」という記事があり、「本来はもっと速いのか、そんな機械をいじってみたい」と思うようになりました。

 N700Cで文字を入力していると、取りこぼしや誤認識があって、私の書き方が悪いと思うのだけれど、どこが悪いのかわからない状況にありました。その時Clieの中に縦長液晶(320*480)を積んだタイプが出ていて、グラフィティエリアも液晶画面で、スタイラスでなぞったラインが表示されるようになっていました。「これなら書き方のどこが悪いのか判明するのでは」と購入を考えるようになりました。

 周回遅れで参入したPalmの世界ですが、その頃はOSの移行期だったと思います。MC68000系のdragonballから、クロックで勝るintel xscaleにCPUが切り替わるため、PalmOSも4から5にバージョンアップし、オンラインソフトもOS5への対応を迫られていました。

 結局、ソフトの対応に不安があったのと、新品を買う余裕がなかったことで、NR70を中古で購入しました。

 NR70は、Palmとしては面積の大きいマシンですが、厚みがないのて、手に持った感じは今でも一番好きです。キーボードも付いていましたが、PalmOSスタイラス操作を前提にしているため、使い勝手がいまいちだったこと等により、液晶を裏返して折りたたんで、スレート形態で使っていました。ソフトウェアグラフィティも反応は遅めでしたが、なぞった後が出るのは癖の矯正に役に立ちました。

 中古のためか液晶は暗めでしたが、それでもN700Cよりかは随分ときれいで、画面も広く、メインの機械として使っていました。

 例によって、使っているうちに不満が出てきます。スレート形態で使うと、アプリケーションボタンが使えないため、アプリの切り替えに、いちいちメニューに戻らなければならなかったこと、OS4のため、アイコンがローレゾで「美しくない」等が不満だったと思います。

 けっこう長く使っていたと思っていましたが、予定表を見直すと、11月にはTG50を購入していました。

SONY clie N700C

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clie N700Cです。(本体は売り払っていないはずですが、見つからないのでソニーのページから画像を拝借)

 200LXやザウルスを使っている間も、他の端末には興味があって、Win CE やPalmの情報もチラ見していました。

 その頃のパームは電子手帳一本槍で、必要な機能のみをマシンに実装し、余分な機能は一切つけないというストイックな思想を貫いていました。そのため画面もローレゾで(160*160ドット)、アルファベット文化圏ではそれでも問題ないでしょうが、漢字表示にはきつかったこと、また、入力手段である「グラフィティ」が敷居が高い感じがしたので、「私には向いていないな」と評価していました。

 ソニーがどうして電子手帳分野に参入したかは知りません。ただ、その頃の一般的な考え方では、OSとしてWindowsと相性のよいWin CEを採用するのが無難な線ですが、マイクロソフトが大嫌いなソニーのこと、PalmOSのライセンスを取って、自慢のジョグダイアルを装備させ、クリエを発売するという荒技に出ていました。

 ソニー製品があまり好きでなかったこと、PalmOSを積んでいたこと等により、クリエについては、あまり興味を持っていませんでした。が、たまたま職場の近くの家電量販店に寄ったとき、N700Cが展示品処分で投げ売られていました(確か7Kくらい)。「これなら、ゴミになっても痛くないか」とすぐ購入。

 家に帰って最初に立ち上げて気づいたのが、「あれっ、こいつハイレゾ?(320*320ドット)」。参入第一弾こそ本家と同じローレゾの液晶を積んでいましたが、日本語表示が不満だったのか、OSを独自に拡張してハイレゾ表示ができるようにしていました。なるべく自社の強みであるマルチメディアに振りたいソニーは、その後も独自拡張を続け、clieは本家に先行して、音楽や動画の再生も可能になっていきます(ここら辺は、win CEであれば独自拡張をしなくてもできた部分でありますが)。

 今でこそ2Gのメモリーカードが千円を切り、メモリーカードに音楽をため込んで、それを楽しむのがポピュラーですが、この頃のメモリースティックは値段が高く、N700Cには16Mや32MのMS使っていたように思います。リモコン付きイヤホンも付いていて、「さあ、音楽を聴け!」な機械のはずですが、66kのatrac3でもMSの容量が少なくては入る曲が少なく、DRMもガチガチだったので音楽プレーヤーとしては使いませんでした。

 脱線しましたが、パーム独特の一筆書き文字入力「グラフィティ」は、1時間くらいで慣れてしまいました。PIMも、デフォルトのままでは月間表示で予定が文字で出てきませんが、それを補うフリーソフトが出回っていることが判明しました。それまで知りませんでしたが、パームにはシェア・フリーのソフトが多数あり、使い方に関しても大量の情報がネット上にあることがわかってきました。

 「むぅ、こいつ電子手帳としては最強かも」。動作が軽く、ボタンが多いので必要な機能をすぐ呼び出すことができる。これ以降PIMについては、現在に至るまでPalmOSで通しています。

 あっという間にメインの電子手帳になったN700Cですが、不満もありました。炎天下の屋外で使うかもしれない機械だからでしょうが、これ、反射型の液晶を積んでいます。ただの反射型だと暗いところで見えないので、フロントライトが付いています。今となっては全く見かけない「フロントライト付反射型液晶」ですが、画面が美しくありません。また、フロントライトのせいか、本体が分厚くやぼったい感じがありました。

 それでも、PIMとしてはいい機械でしたので、しばらくメインで使っていました。