Tapwave zodiac2

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Tapwaveのzodiac2です。

一言で言えば、PalmOSで動くゲーム機でしょうか。ARM系のCPUにATIのグラフィックチップを載っけた実に変わった機械です。

今でも見られるドキュメントを調べるとGBANokiaのN-gageが仮想敵のようです。残念ながら?、日本では発売されませんでした。

ニュースとしては、日本でもIT系メディアで紹介されるくらいでしたから、結構大きく扱われたと思うのですが、結局ヒットしなかったようで、Tapwave社は結局倒産してしまいます。

その結果、バーゲンで投げ売られるようになり、私の場合はSPARCO.COMで25Kくらいで購入したと思います。zodiac1を買うつもりでしたが、2も思った以上に下がっていて「どうせ買うなら128MBか?」とポチってしまいました。

何とも形容しがたい形ですが、外殻は金属製で質感が高く、投影面積は大きいですが、それほど厚くないため持った感じは良好です。画面だけを覆うフリップカバーが付いていて、スタイラスは背面につけるようになっています。このスタイラスが長く、妙に使い勝手のよかったのを覚えています。

ゲーム機らしいボタンとアナログスティックは、PalmOSでは機能しませんので、Palmを使ううえではボタンが少ないことになります。アナログスティックはPSPのようなスライド式でなはく、きちんと傾くタイプです(PSPにこれが付いていたら…)。

おまけでオフロードのドライブゲームが付いていました。3Dのポリゴン表示のゲームですが、いまいち楽しくなかった気がします。DSやPSPよりも前の機械ですので、この頃ポリゴン表示できる携帯ゲーム機は少なかったと思います。国内ではゲームの入手が難しかったため、他のゲームは試していません。

日本語化はJ-OSがいち早く対応したので、それでしたと思います。そうなるとボタンの少ないただのPalm機になります。SDカードスロットが2コありますが、私の利用形態では使い道がなかった気がします(音楽や動画は既にPocketPC機で楽しんでいました)。

PIMとしては、他のPalm機と変わりません。オリジナルのマルチメディアプレイヤーが用意されていましたが、使い勝手がいまいちだったのと、SDカードの容量がまだ少なかったので、これで音楽を聴くようなことはありませんでした。

一通り使って、飽きたらT|Cに戻ったと思います。が、今さわってみるともったいない気もします。今なら、Palmにもcoreplayerがありますし(ATIのチップに動画支援機能があるかも)、SDHCは無理でも、トランセンドの規格外4ギガSDカードが使えればX2で8ギガ。液晶も綺麗だし、暇つぶしメディアプレイヤーとしてはいけるのでは?

WMVやWMAが再生できないかもしれませんが、ちょっと試してみようと思います。

追記:と、思ったら充電器が見つかりません(-_-;)。部屋の整理が先か…。