Apple iPad1

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・・・・・ipad1 16Gです(-_-;)。3月に入手しました。

話は3月のはじめまでさかのぼります。

手持ちの本の電子化はゆっくりながら進行していて、閲覧はkindle3でしているわけですが、6インチの画面では漫画や大判の技術書等の閲覧はきびしく、kinlde DXかipadなど画面の大きいタブレットが欲しいと思っていました。

DXが$379、そのときのレートで1ドル=82円でだいたい31K。ipadの16Gが50K。財政が厳しいので、ipadを買うなら41Kの整備品かな、などと思っていたところ、3月2日ipad2が発表されました。

噂のハイレゾディスプレイやSDカードスロットは見送られ、CPUの強化のみ。これなら急いで買う必要はないかなと思っていたら、まさかの現行機種の大幅値下げ。

一昨日まで50Kだったものが、36Kに下がったなら「試さない訳にはイカんでしょう」ということで、公式ストアでポチってしまいました。公式ストアには「24時間以内の発送」とありましたが、同じことを考えた輩は多かったようで、「注文殺到により、中国南部深セン経済特区appleの工場からの出荷になります。」とのメールが来ました。

結局、一緒に買ったカメラコネクションキットだけ先に着き、本体は1週間後に到着。何とも間抜けな事態となりました。OSは4.2.1になっていました。

しばらくさわって思ったのは「こいつ、コンピューターとしての絶対的な性能は高くないんだな」ということ。iOSが重くないのと、画面スクロールのなめらかさでごまかされている気がしますが、ウエブサーフィンで、重いページに行くと表示やスクロールでもたつくことがあります。

たぶんRAMをあんまり積んでいないのが、影響しているのかもしれません。動画再生等はグラフィックアクセラレーターの機能をうまく使っているのか、H264のHD動画でもスムーズです。絶対的な処理能力が高くないので、adobeFlashは非対応にしたのでしょうか。

最近多いアンドロイド3.0のタブレットが10.1インチのワイド液晶を積んでいるのに対し、ipadはXGAの9.7インチ液晶を積んでいます。ワイド液晶は世界的な需要から見ると、どのサイズでもテレビのパネルとして使われていて、生産数が多い→単価が下がる、という流れに入っています。少しでもコストを下げたいノートパソコンやタブレットは、ほとんどがワイド液晶画面になってしまいました。

ただ、書類をはじめとするドキュメントを見たり、ウエブを見るときは、ワイド液晶よりも4:3サイズ(又は3:2)の画面の方が使い勝手がいい気がします。コスト圧力に負けずIPSの4:3液晶を積んだあたり、さすがジョブズさんといったところでしょうか。

画面がきれいなので、保護フィルムは貼りませんでした。でも、手油の跡がつくのは嫌なので、静電タッチパネル対応のペンで操作しています。解像度は高くないのですが、発色が良く、視野角が広いのでデジカメの写真の確認にはもってこいです。

きちんと課金できるシステムがあるので、アプリの充実ぶりも凄いです。アプリの単価も安いので、ついいらないものまでポチッてしまいそうです。地味に(厚さの割に)音も良いので、コルグエレクトライブなんかもさわってて楽しいです。

この文書をもたもた書いているうちに、OS5にバージョンアップしてしまいました。iCloudの便利さはまだ実感できていませんが、ウェブを見ていてサファリの処理が早くなった気がします。ウィンドウズのせいかOSがバージョンアップすると重くなるというイメージがありますが、iOS5はipod1でも軽快に動いています。

タブレットのコンピューターというのは、昔から一部の人のあこがれで、win3.1のウィンドウズ-ペンやXPのタブレットエディション等、細々と発売され、主流となることはなかったのですが、ipadで一気に主流になろうとしています。

大元のアイディアは借り物でも、企業側の都合にとらわれす、エンドユーザーに便利で良いものを作って出してしまう、スティーブ・ジョブズの突破力には敬服するしかありません。

ネットに繋がって、メールやウェブが見られて、簡単な文書も作れて、スケジュール管理はもちろん、音楽や動画も見られる。むかしPDA(Personal Digital Assistant)でできたらいいなと思ったことが、iPadでできてしまいました。PDAというのはこれからタブレット端末のことを言うようになるのかもしれません。