hp 200LX

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私が最初に購入したPDAヒューレットパッカードHP200LXです。
詳しい仕様等はWIKI等を参照してください。年月は忘れましたが、夏のボーナスが出たときに、紀伊國屋書店アドホック店で本体+日本語化キット+20Mのフラッシュカードを130Kくらいで買ったと思います。

この機械自体は、PC/XT互換機という、ただの英語版のPCであり、ニフティのフォーラムを中心にの有志の努力により日本語環境が構築されたものです。私が購入した頃は、プログラムのライブラリーや初心者向けガイドブック等が市販されていて、日本語化環境も十分安定した状態になっていました。

当時会社に入ったばかりの私は、現場の仕事が多く、しばらくはおもちゃとして、いじり倒していました。そのうち会社でデスクワークもするようになると、自分のスケジュール管理ぐらいはする必要があり、業務で使うようになりました。

この機械の優れた点は多々あるのですが、私にとって一番便利だっだのは、内蔵のスケジューラーの出来が非常によいことでした。「母艦」となるデスクトップPCと連携する仕組みも用意されていて、電池は持つし「to do」は便利だし、非常に重宝したのを覚えています。

何の問題もなく実に役に立っていましたが、02年についにヒンジ部分に亀裂が入り、ヒンジのパーツが破断してしまいました。機械自体は問題なく動いていましたが、98年に200LXは製造を終えており、今後の事を考えると代替品を探さなければならなくなりました。

当時既に、Windows CEを積んだカシオペアモバイルギアPalm等がありましたが、店頭でさわってみると「スケジューラーの月間表示で予定が文字で表示されない」という私にとってはクリティカルな欠点があり、(逆に言うとHP200LXの表示は一覧性に優れていました)代替機にはならないと評価していました。(便利なフリーウエアが出回ってるなんて知らなかったので)

そんな時でした。VGA液晶を積んだSL-C700 リナックスザウルスが発表されたのは。