SPB mobile DVD

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SPB mobile DVDです。
オンラインのシェアウエアで約25$です。このソフト、市販のDVDからムービーデータを作成できます。

と書くと違法なソフトに聞こえますが、違法ではなくグレーゾーンなソフトのようです。生成される動画はWMVかXvid形式で、あんまり質はよくありません。暗いシーンでは階調表現が悪く、音質も明らかに劣化します(劣化するから明らかなクロではないのでしょう)。ただモバイルで視聴するには十分ですので、一度きちんとDVDを見てから、モバイル用に変換して再度楽しむというのが正しい使い方でしょうか。

どうやらDVDを再生して、デコードされたデータをリアルタイムで動画に変換しているようですので、変換速度は使っているコンピューターの能力に比例するようです。また、字幕はうまく変換されません。

手持ちのデスクトップに入れて変換に使っていますが、XPの時はpowerDVDをインストールして使いました(WinDVDではだめでした)。vistaと7ではそれでもうまくいかず、サポートフォーラムに書いてあった、「k-lite codec pack」を使うと音が出るようになりました。環境によってはうまく機能しないことも多いようで、サポートもよくないのかサポートフォーラムには、「SPBのソフトは2度と買わねえ!」「SPB f○ck」などと投稿されていたりします。日本語での対応は期待できない感じですので、購入にはそれなりの覚悟が必要かと思います。

DVDから動画を作るのにこれほど手軽な物もまたありません。起動してDVDメニューが出るまで待ち、メニューで音声等を選んで再生すれば、変換が始まります。XvidよりWMVの方が品質が高い気がします。WVGA(横800)くらいまで対応していますので、VGA程度でベースのファイルを作っておき、後は視聴するメディアプレーヤーにあわせてリサイズをするのがいいでしょう。

「レオナルドの暗号」みたいなタイトルを最高品質で変換してみました。(2時間28分で日本語音声)
サイズは640×368で、映像はWMV V8、873kbs,オーディオはWMA9.2で32kHz,40kbs。トータルで623MBでした。あまり質的な期待はできないことがわかると思います。

この形式ではPSPで見れないので、H264にするにはサイバーリンクのMediashow espressoを使いました。フリーのエンコーダー等も試しましたが、あまりいいものが見つからなかったので。MSEはマルチコアやGPUアクセラレートに対応していて、速くっていい感じです。